ビタミンCの必要性
 ~歴史から見るビタミンC~

ビタミンCの必要性

さまざまな生理機能の調整に関わっているビタミン

その中でもビタミンCは最も身近な存在といえます。
ありふれた成分であるビタミンCですが、その多彩な役割から、非常に重要な成分とも言えます。

水溶性ビタミンであるビタミンCはアセロラやカムカム、グァバといった果物のほか、緑茶や赤ピーマン、
芽キャベツ、ジャガイモなどさまざまな食材に含まれています。

 

体内で合成することのできないビタミンであるため、食事やサプリメントなどで積極的に摂る必要があります。
なお、天然のビタミンCと合成ビタミンCとでは吸収に差は無いとされています。

身近な栄養素であり、上手に摂取したい栄養素です。

ビタミンCは壊血病との戦いで発見された成分

ビタミンCと壊血病は深いつながりがあります。壊血病の歴史は古く、

壊血病の症状と思われる記載は紀元前の書籍にも書かれるほど昔からある病気です。

16世紀から18世紀の大航海時代に新鮮な果実や野菜を摂取することができなかった船員たちの間でこの「壊血病」と呼ばれる病気が流行しました。

壊血病とは血管がもろくなり出血する病気です。口や鼻から多く出血し、いかにも血液が壊れていくような症状であったことから壊血病と呼ばれるようになりました。壊血病の症状は出血の他にも、貧血・筋力量の低下・呼吸困難・いらつきなどがあります。

18世紀中ごろ、イギリス海軍のジェイムズ・リンド(James Lind,1716-1794年)が壊血病の治療には柑橘系の果物が有効であることを示しますが、

まだこの時にはビタミンCという成分は発見されていません。

 

20世紀を迎え、1919年にようやく生化学者のジャック・ドラモンド(Jack Drummond,1891-1952年)は

オレンジ果汁の中にある壊血病を防ぐ物質を発見し、水溶性因子Cと名付けました。翌年1920年に初めて「ビタミンC」と命名されました。

 

ほとんどの動物はビタミンCを作れる

人間である私たちは身体の中でビタミンCを作ることが出来ません。

一方、多くの哺乳類は体内でブドウ糖からビタミンCを作ることが出来ます。

しかし、人間(その他に、サル、モルモットなど限られた動物)はブドウ糖をビタミンCに変換する酵素がありません。

 

なぜ、人間はビタミンCを作る酵素を失ってしまったのかは、いまだにはっきりと結論が出ていませんが、

この事から人間は「食事からビタミンCを摂取しなければいけない」という事が分かります。

 

ビタミンCは様々なところで消費される

私たちは毎日の食事やサプリメントなどで体に必要なビタミンCを補います。しかし、ビタミンCは想像以上に身体の中で多く消費されています。

ビタミンC消費の最も大きな要因は身体の中で発生する活性酸素の消去です。それ以外にも、ビタミンCはコラーゲンやカルニチン、アドレナリンを作るのに必要な酵素の働きを助ける補因子として作用し消費されていきます。

働きを終えたビタミンCを酸化型ビタミンCと呼び、再び還元型ビタミンCに変換され再利用されるもの、加水分解されるものなど様々な形で体内から消失していきます。

通勤によるストレスや、紫外線などのストレスなど、ビタミンCにはたくさんの働きがあるためそれだけ消費量も多くなることが分かっています。

 

必要な量のビタミンCを摂りましょう

生活習慣は人それぞれ違います。ビタミンCはヒトが生きていくうえで必要不可欠な栄養素です。

その為、普段からしっかりと食事やサプリメントから摂取していくことが大切です。

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